仮想通貨のエアドロップに潜む思わぬ危険性とは!?

仮想通貨投資には知っておくべき危険性があります

ビットコインやライトコインという名前を知っている方は多い事でしょう。その理由は、これらの投資対象商品によって大量の『億り人』や『自由億』が誕生したからです。4,5年前に数万円分のアルトコインを購入した方々が気が付くと億万長者になっていたという社会現象です。そうです。ここ数年間は株式投資よりも、為替投資よりも効率よく稼げるのが仮想通貨投資なのです。

では、『エアドロップ』という言葉を聞いたことがありますか?エアドロップをするとアルトコインが無料で取得できます。ですが、エアドロップをする事で思わぬ事態に遭遇するリスクもあり、事前にエアドロップの注意事項を知っておかなければいけません。ここではその危険性についてくわしく説明していきましょう。

エアドロップとは?

「仮想通貨の初期投資家や支援者に、新しいアルトコインのトークンを配布する」システムがあります。例えばビットコインの保有者や利用者に対して、ビットコインの派生コインが無料で配布されてきました。この処置を講じる目的は、新しいアルトコインの知名度アップに他なりません。

現在、世界中で1000を超えるアルトコインがリリースされていて、そのほとんどが草コインと呼ばれる無名なトークンとされています。いわゆる取引所に上場されているブランドは数百レベルですので、ほとんどが存在すら知られていない状態と言えます。当然資金を出して購入するユーザーが少なく、流動性は極めて低い状態で、いつの間にか消滅してしまうケースも少なくありません。

そこで大手アルトコインを保有しているユーザーに、新規トークンの無料配布を実行して、保有者を集い、同時に市場の拡大を図るためにエアドロップが行われるのです。これまで新規のアルトコインのリリース方法には、ICOといって、アルトコインが取引所に上場する前に、通貨発行主体が決めたレートで買取ってもらう方法があります。ただし、将来性の未知数なアルトコインはICOで十分に売りさばけない事が多く、余った分を希望者などに無料配布するのです。

思わぬ危険性が潜んでいます!

では、無料でトークンをもらう事の何が危険だというのでしょうか?無料配布の方法は大きく2通りです。一つはビットコインを保有しているユーザーに、新規のトークンを保有数と同数は無料配布すること。もうひとつは配布スケジュールを設定して、ホワイトリスト(KYCを事前登録)した希望者に配布する方法です。基本的に新規トークンの普及が目的なので、配布元がリツイートなどのSNSでアカウント登録などを要求するのが一般的です。

実は、このKYCがリスク要因となります。無料配布でトークンをもらう際にホワイトリストの登録を要求されますが、このKYCはあなたの大事な個人情報の提示となります。氏名・住所はもとより、パスポート・IDなどのコピーを発行元にアップロードするのが一般的です。今後の普及が期待されているアルトコインを既に利用しているユーザー情報は、利用価値の高い情報として高額買取がなされているのです。つまり資産家・投資家の情報ですので、様々なサービス提供者が欲しがる情報ということです。

また、フィッシング詐欺というのもあります。このフィッシング詐欺とは、無料配布の希望者を募集する広告を出し、そこに飛びついてきたユーザーを偽サイトへ導き入れて、申し込みフォームに個人情報を記入させる手法です。この際に入力したパスワードがそのままハッカーへ筒抜けますので、その後に不正ログインされて、金銭等を盗まれるパターンです。

このパスワード詐欺のポイントは、新しくパスワード作成をする際に、誰もが既に作ってある他のパスワードに似せて作成する傾向があるということで、例えば1字違いのパスワードや、文字を並べ変えただけのパスワードを入力してしまうのです。それでハッカーに他のパスワードもブレイクアウトされて、現金や他のアルトコインなどを盗難されてしまうのです。

それから新たなトークンを受け取る際に、ウォレットのパスワード(秘密鍵)を入力するように要求するパターンもあります。無料でトークンがもらえるという誘惑に負けて、つい危機管理意識が低下して、それでパスワード(秘密鍵)を入力してしまうケースが頻発しています。あるいは無料配布のトークンを受け取る際にウイルスを仕込まれてしまい、後で根こそぎ他のアルトコインが奪われてしまうケースもあります。

まとめ:エアドロップの際は要チェック!

ここに紹介した危険はほんの一部分です。まだ法的な整備が整っていない仮想通貨の市場ですから、隙間を突くような犯罪も横行しているのが現状です。確かに仮想通貨は今後普及すると注目されている便利で安全な暗号通貨ですが、その安全性を守るのも自分自身の管理能力に掛かっているということを理解しておきましょう。そこでトークンを受ける際は、十分に情報収集をしてからにするようにおすすめします。




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