テザーのUSDTトークンを利用し価格操作した結果

ビットコイン価格の暴落原因はベア相場中のテザーを使った価格操作か

ビットコインの価格は、2月6日に60万円台に落ちた後やや揉み合いながらも上昇、しかし今週はそれ以来の低い水準まで低下、水曜日には心理的な目安となっている6500ドルを割り、更に売りは膨らみ6107ドルまで下げる場面も見られた。

1つの理由として昨年12月までのブル相場の後ですから短期的にはベア相場に入っているのは間違いないでしょう。しかし他にも重要な暴落の原因はあります。

テザーのUSDTトークンを利用し価格操作した結果

ビットコインは昨年12月に掛けて急騰したが、その重要な役目を仮想通貨Tether(テザー・USDT)が担っていたとされるレポートが発表された。

テキサス大学オースティン校マコームズ・スクール・オブ・ビジネスのJohn M. Griffin(ジョンM.グリフィン氏)教授、Amin Shams(アミンシャムス)教授の共同レポート「 Is Bitcoin Really Un-Tethered?」で、それについて語っている。2人は今年の株価暴落がVIXを使った価格操作ではないかとレポートを発表した事でも知られている。

このレポートによると仮想通貨テザーを使った価格操作疑惑を指摘している。ビットコインの重要な局面、価格維持の為に使用されており、市場に大きな影響を与えている。

「テザーの取引高が急激に増えた時間はの1%に満たないが、それでもビットコイン急騰の50%、その他の主要仮想通貨急騰の64%と関連づけられている。調査期間2017年3月~2018年3月」

しかしテザーは米ドルによって完全にサポートされていない可能性があると他のデータが示唆している。この主張の根拠としては、他の物には見られないがビットコイン価格は月末に下げ圧力が掛かる傾向にある事を示している。これはテザーに関連するドル保有分の月末の必要性を示している可能性がある。更にテザーが未払いの米ドルでトークンを発行してビットコイン価格を引き上げている事を意味するとしている。

テザーについては先日、当サイトでも記事の中で取り上げましたが、今までは米ドルとペッグした仮想通貨テザーでの取引が多かったが、発行額に相当する米ドルを発行元が保有していない可能性が指摘されており、仮想通貨全体に多大なる影響を与える可能性が出て来ている。

米ドルとペッグしているのに、米ドルを保有していないとなると信頼性が皆無になってしまい、テザーを利用した取引も同様になる。ビットコインの大幅下落の原因はベア相場中にテザーに関連した問題が噴出した事が大きい。

コインレールハッキングの影響は無い

コインレールでハッキング被害、韓国での被害額では最大、40分で10種36億940万コイン、400億ウォン(約41億円)相当、全体の30%

大手メディアではビットコインや他の仮想通貨の暴落は、韓国の仮想通貨取引所コインレールのハッキングも大きく影響している様に報道していましたが、それは無いと思います。

コインレールは昨年9月に市場に参入、取引量は韓国で7番目、世界で100位前後と小規模の取引所。韓国での仮想通貨取引所ハッキング事件は今回で3度目で被害額は最大。

韓国では最大規模の被害でも世界的に見れば大した事は無い事件ですし、世界で100位前後の取引所です。株式市場でそのまま考える訳にはいきませんが、その程度の取引所の被害ニュースです。

もう1つ言えば、約13倍程の被害があったコインチェックの流出事件の時を思い出せば、この暴落がコインレールに関連した事では無いと分かります。




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