ビットバンク27

ICOのプレセールとクラウドセールの違いとは?

仮想通貨による投資には、仮想通貨を購入するという通常の方法以外に、企業や団体が資金を調達するために独自に発行するトークンを、出資者が購入するというスタイルもあります。それがicoですが、icoでトークンを購入するタイミングには、プレセール、クラウドセール、仮想通貨取引所への上場後の3つがあります。そこで、ここではプレセールとクラウドセールの違いを詳しく見ていきましょう。

プレセールとは

「プレ(前の)」という言葉からもわかるように、本セールの前の段階で行われるのがプレセールです。プレセールの目的はさまざまですが、プロジェクトの出資者や参加者など、どの程度の規模になるのかといったことを予測するための目的や、発行した仮想通貨自体の宣伝、本セールまでの資金調達などが多いです。

プレセールの期間は短いですが、購入者にはボーナスや割引があります。ボーナスや割引がどのぐらいになるのかはicoごとに大きく違いますが、少なくとも通常のicoへの参加方法で購入するよりお得になることは確かでしょう。プレセールには最低購入価格が設定されていたり、参加者の人数が限られていたりといった条件もあります。

プレセールのメリットとデメリット

プレセールの最大のメリットは、お得にトークンを購入できることです。すでに大手の仮想通貨取引所に上場することが決まっているトークンや、有名企業によるicoで値上がりが確実という場合は、プレセールに参加することに大きなメリットがあります。プレセールの段階ではトークンの価格も安いため、その後、人気が出て値が上がるほどに先に購入した人が得られる利益も大きくなります。

ただし、このことはデメリットとも表裏の関係で、仮想通貨取引所に上場していないものを購入するリスクも考えなければなりません。取引所に上場しなければ市場価値がありませんから、いくら安く購入できたとしても、上場しなければ損失でしかないのです。まだ成否のわからないプロジェクトに投資する以上、こうしたリスクは避けられないのですが、なかにはプロジェクトの実態がないまま詐欺目的で出資者を募集するicoもあるので注意が必要です。

クラウドセールとは

クラウドセールとは、またの名を本セールと言います。プレセールに比べて参加者や購入金額の制限が少なく、より多くの人が参加できるのがクラウドセールです。ネット上でトークンのセールのスケジュールの話題が出た時などは、たいていクラウドセールのことを指していると思ってください。ico情報のサイトでもicoのスケジュールはクラウドセールをもとにして記載されています。

クラウドセールの期間はだいたい1~2カ月ほどで、その後も継続することもあれば、2回、3回と期間を区切って実施されることもあります。クラウドセールの終了の目安は、事前に設定した販売数に達した時です。最低目標を示す「ソフトキャップ」や、最高目標を示す「ハードキャップ」という言葉もこれと関係します。もとから人気のある企業のicoなら、クラウドセールの開始から数分後には完売することも多いです。

クラウドセールのメリットとデメリット

クラウドセールのメリットは、プレセール時よりもトークンの購入が容易だということでしょう。最低購入金額の設定もないため、資金の少ない人でも投資できます。また、プレセール時よりもさまざまな情報が出回っていますから、プレセールよりリスクを回避しやすいことも挙げられます。一方、クラウドセールのデメリットには、プレセールに比べてボーナスや割引が少ないことが挙げられるでしょう。

プレセール以前のセール

トークンの販売方法には、プレセールに先駆けて行われるプレプレセールやプライベートセールというものもあります。プレセールよりも範囲をさらに限定しており、ほとんど開発者の関係者しか参加できないものです。コミュニティの会員などに販売されることもあります。こうしたセールの目的は、トークンの売れ行きのシミュレーションであることが多いです。なかにはプレセールに至る前に資金調達が完了してしまう案件もあります。

今後のico

icoは新たな資金調達の方法として注目されています。ホワイトペーパーさえしっかりしていれば、実績を持たないスタートアップ企業でも資金調達が容易だからです。ただ、その手軽な点がトラブルを呼ぶのも事実であり、金融庁からもクラウドセールに参加することの注意喚起があります。国外でもicoを巡ってさまざまな動きがあり、中国やアメリカなどicoの規制を強めている国もあれば、タイやバミューダなどicoに寛容なところもあります。

今後もさらにicoを巡る動きは活発であり続けることが予想されるので、現時点では今後の展望を述べることは難しいです。これからicoに参加するならば、ハイリターンが狙えるものの、ハイリスクの覚悟も必要だということは覚えておきましょう。




関連記事一覧