リライアンス・インダストリーズ

インド最大のコングロマリット企業がブロックチェーン技術を使い貿易金融取引を始める

インドの大富豪ムケシュ・アンバニ氏が所有する、石油化学を中心に事業を展開するインド最大のコングロマリットであるリライアンス・インダストリーズが、ブロックチェーン技術を使い貿易金融取引を始めた。

4日、HSBCインディアがcoindeskにへ提供したプレスリリースによると、米企業のトライコン・エナジーと共同で貿易金融取引を実施した。

エンドツーエンドの取引は、HSBCインディア、INGバンク・ブリュッセルがサポートし、エンタープライズコンソーシアムR3のCordaブロックチェーンプラットフォーム上で実施された。

Cordaプラットフォームは、英国に本社を置く貿易金融デジタル化企業のボレロ・インターナショナルが提供するプラットフォームと統合され、電子船荷証券の発行・管理に利用された。

このプラットフォームを利用し輸出側としてリライアンス・インダストリーズ側でHSBCインディアが通知銀行・買取銀行を務め、輸入側としてINGバンクがトライコン・エナジーの信用状(売り手への買い手の支払いに対する銀行保証)を発行した。

HSBCグローバル・バンキング&マーケット部門のトップであるHitendra Dave氏は「ブロックチェーンを利用する事は、貿易をデジタル化する為の重要な一歩です。貿易金融にもたらされる全体的な効率は、費用対効果を確保し、迅速な取引を可能にし、ビジネスの流動性を潜在的に解消する」と述べている。

現在の取引では、輸入業者と輸出業者の間では紙ベースの信用状を使用し、各当事者は郵便やファックスなどを使って書類を送付しており、取引の遅延やコスト増加が問題となっている。これに対し、ブロックチェーン技術を利用する事で、これらの問題を解決する事を目指している。

リライアンス・インダストリーズの最高財務責任者(CFO)であるSrikanth Venkatachari氏は「ブロックチェーンを使用する事で、7日~10日掛かっている輸出書類のやり取りが1日未満に短縮される可能性がある」と述べている。




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