「もにゃ」仮想通貨ウォレットアプリ使い方まとめ (15)

ICOのマーケティング効果と課題点について

マーケティングとしてのメリット

Icoを行うことは企業にとってさまざまなメリットがありますが、その中の1つにマーケティンとして役立つことがあげられます。たとえば、初期段階でユーザーをゲットできること、質の高いユーザーをゲットできることはicoの大きな特徴です。

投資家はプロジェクトによって発行された仮想通貨・トークンを低コストで獲得することができます。プロジェクトが順調に育てば、ブロックチェーン上において有限であるコインの希少性が増し、値段が上がります。すると初期のうちにコインを買っておいた投資家は、値段が上昇した分の差額を利益にできるわけです。

つまり、投資家たちは自分の利益のためにプロジェクトに参加するのです。その分、熱量が高く、何が何でもプロジェクトを成功してほしいと思うようになります。この利害が一致した関係を構築できるという点が、企業が質の高いユーザーをゲットできる理由です。

そういったユーザーは自発的にプロジェクトを他の人々に宣伝しますし、SNSやブログなどで有益な情報を発信します。そのため、知名度に乏しい初期段階のプロジェクトの重要な発信源になる見込みがあります。

 

icoによるマーケティングの課題とは

熱量の高いユーザーをゲットできることは基本的には企業にとっていいことですが、その熱量の高さが悪い方向に向いてしまうおそれもあります。たとえば、そのプロジェクトを盛り上げるために、他の投資家に誇張して宣伝するというユーザーがいてもおかしくありません。自分の後から他の投資家がコインを高値で買えば、相場が上昇して直接的に自分の利益につながるので、多少の嘘も辞さないというスタンスになってしまうのです。

実際、自分が儲けたいがための誇張した投資家の宣伝にまどわされて、icoに参加している投資家は数多くいます。そういった投資家は、自分が参加しているプロジェクトに対する理解や認識が甘いといえます。そのため、投資家の方は参加する以上、責任をもってプロジェクトをよく吟味することが大切なのです。

このような問題が加熱すると、プロジェクトのサービス本来の価値にそぐわない規模の投資家・資金が集まってしまいます。それはまるでいずれ不良債権になることが明らかな金融商品を買っているようなものです。

個人が行える新しい投資方法が生まれたこと自体は喜ばしいですが、上記のような課題もあるため、健全な取引が行えるような土台作りが急がれます。そのためには企業側がプロジェクトにおける正確な情報や指標をしっかりと発信していかなければいけません。

なお、実施されるプロジェクトによって発行コインが異なりますし、コインが違えばその性質も異なります。そのため、コインすべてを同じように取り締まれるわけではないので、1つ1つのコインで適切な仕組みを作っていく必要があります。

投資家がプロジェクトを吟味するには「ホワイトペーパー」が役立ちます。ホワイトペーパーはいわゆる事業計画書のことであり、そのプロジェクトの詳細な説明が内容に含まれています。事業計画書にしっかり目を通しておけば、後々のリスクは小さくなり、健全な取引ができるようになるでしょう。

 

インフルエンサーによる宣伝

インフルエンサーというのは、消費者に対して大きな影響力を持っている個人のことです。SNSやブログなど、さまざまなインターネットメディアで日々情報を発信しているため、企業はインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらうことで大きな広告効果が望めます。

インフルエンサーは多くのフォロワーを抱える特徴があります。それらのフォロワーと直接やり取りしながら情報を発信するため、広告との相性が非常に良いのです。

icoにおいてもインフルエンサーは積極的に活用されています。インフルエンサーが新たなプロジェクトを紹介することで、そのフォロワーで興味を持った人々が流入し、投資するという仕組みです。

しかし、インフルエンサーにおいてもマーケティング上の課題があります。インフルエンサーが誇張した情報を発信してしまえば、それに惑わされたフォロワーがよく調べもせずにプロジェクトに参加してしまいます。特に熱狂的なファンの場合、インフルエンサーが「良い」といったら妄信してしまう可能性が高いです。

インフルエンサーを使ったマーケティングは効率のいい新しい宣伝手法として知名度が増していますが、自社に合ったインフルエンサーを探すのが難しいという問題もあります。ただ有名ならいいというわけではなく、プロジェクトの特性に合った人物でなくては務まりません。

ちなみに、icoの中にはそういったインフルエンサーマーケティングの課題を解決するためのソリューションを開発するプロジェクトもあります。ソリューションによってインフルエンサーマーケティングが今後さらに普及すれば、より身近な宣伝手法となっていくでしょう。




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