岡山県西粟倉村、地方自治体ICOの導入「西粟倉コイン」

西粟倉村のicoとは

近年話題になっているICO。しかし、どれも海外の話ばかりです。そんななか、今西粟倉村のICOが注目されています。西粟倉村は、岡山県にある小さな村で、人口およそ1500人と少なく、約1/3が高齢者と言われています。そんな村で、なぜICOが導入されたのか…。一番の理由は、「財源の確保」にあります。

村の民間企業によって構成された「トークンエコノミー協会」が発行したもので、調達した資金で村を支援していくというものです。要するに、村の発展や向上のために導入されたICOなのです。

またトークンエコノミー協会(NAC)に対し出資すると、「ローカルベンチャーのサービスや商品が購入可能」「提供サービスを享受できる」といったメリットが考えられます。日本初の試みなので難しいことが多いと思いますが、海外ばかりだったICOが日本でも取り入れるということはとても素晴らしいことではないでしょうか。

どんな特徴がある?

トークンは、先ほども述べた「NAC」、Nishi Awakura Coinです。プラットフォームはイーサリアムになり、企業ではなく市町村によるICOになります。発行目的は、村の発展や向上のための資金調達です。そのため、集めた資金はすべてローカルベンチャーの創造や育成として使われます。トークン保有者はローカルベンチャーの投票権を得られ、またサービスも受けることができるでしょう。

小さな村の財源は、すべて中央からになります。しかし、地方の税収を増やすためには、それだけの企業が必要になります。そのため、先行投資や村の活性化が求められるわけです。そのきっかけとなったのが、西粟倉村です。まだ成功例はありませんが、将来的に期待できますし、もし成功例をひとつでも作ることができれば、日本国内のICO状況も変わってくるでしょう。

投資家によるメリットとは

当然ですが、投資家はプロジェクトが成長するという期待、いわゆる将来性がなければ投資をしてくれません。そのため、資金調達を行ってどんなことをするのか、という明確な情報がなければいけないでしょう。西粟倉コインで得られるメリットについては先ほど説明しましたが、これらが掲載されているのはホワイトペーパーになります。ただ、現段階ではホワイトペーパーは出ていませんので、インターネットの情報のみで投資するべきかしないべきかを考えることになっています。

現状ではまだまだ投資対象にはなりにくいのですが、コインを多く保有していれば、自由に街づくりをコントロールできるようになるかもしれません。ちなみに、インターネットの情報も資料によるものなので信頼はできるのではないでしょうか。とはいえ、もともと人口が少ない村ですので、成長性は高いとはいえません。しかしその反面、少ない人口だからこそ突拍子もないことができる可能性もあるので、そういった期待を込めて投資すれば大きなキャピタルゲインになる可能性も十分考えられるでしょう。

今後、村の公式ホームページなどでホワイトペーパーが公開されるかもしれません。投資を検討している方は常にチェックすることをオススメします。

他にも国内でICOが実施されている?

地方自治体のICOは、業界の自主規制ができていないことでまだスタートは未定となっています。しかし、2021年度までには実現される可能性があるでしょう。またこの村以外にも、日本国内ではさまざまな企業がICOの実施を目指しています。ICOを導入すれば、高くなりがちな借入利率もクリアできますし、簡単・迅速に資金調達できるようになります。さらに、インターネットを通して資金調達でき、その資金に配当などを支払う必要がありません。購入したトークンをインターネットを通していつでも転売できるのもICOの大きなメリットと言えるでしょう。

ICOというとどうしても海外のイメージが強いのですが、少なくとも日本国内にもICOは存在します。代表的なのが、「COMSA」「LIQUID」「ALIS」で、なかでもCOMSAは有名です。ICOのソリューションを提供するプラットフォームを作成するプロジェクトで、今注目されています。LIQUIDは、仮想通貨市場に流動性を供給するための金融サービス。QOINEXが実施しており、異なる通貨でもひとまとめに取引できるのが大きな特徴です。

どこの国でも同じ条件で売買できるため、手間を省くことができるでしょう。最後に、ALISです。ブロックチェーンを用いたICOで、日本では初になります。いわゆるイーサリアムのようなものです。ブロックチェーン技術を取り入れることで信頼性の高い記事のみを集めることができるようになるでしょう。

ちなみに、日本の自治体がICOを導入するのは西粟倉村が初となります。基本的に企業や会社が導入していることが多いので、村からというのは日本国内では現段階だけでは岡山県だけといって良いでしょう。




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