2017年の仮想通貨の上昇倍率ランキングとICOの選び方

現在、icoはものすごい勢いで乱発されていて、確率的には低いものの、当たると非常に大きいです。短期間で何十倍にも何百倍にもなることもあります。しかし、当たるicoは全体の1割にも満たないのではないのでしょうか。となると、「どのicoを選べばよいのかわからない」と悩んでしまう人も多いことでしょう。

将来、大当たりするicoがどれかということは誰にも予測できませんが、仮想通貨元年と呼ばれた2017年で値上がりした仮想通貨を振り返ってみましょう。2017年の1年間で上昇した倍率順にランキング形式で紹介します。今後のicoの選び方にも、何らかの参考になる要素が見つかることでしょう。

第5位イーサリアム(Ethereum)

2017年の1年間でイーサリアムは100倍もの上昇を示しました。契約を自動化するスマートコントラクトの機能があることで、多くのicoがイーサリアムをベースとしたことが理由でしょう。イーサリアムといえばビットコインに次ぐ時価評価額第2位の仮想通貨ですが、今後も非常に注目されていくことは間違いありません。エンタープライズ・イーサリアム・アライアンスという機関には、トヨタやインテルなど世界中の大企業が加盟していることからも、期待されていることが窺えます。

第4位リスク(LISK)

2017年当初は1LISK16.5円だったリスクが、年末にかけて大きな上昇を見せ、最終的に1LISK2300円まで高騰しました。上昇倍率は約140倍です。イーサリアムやネム、リップルなどと比べるとリスクはあまり目立たない印象ですが、ひっそりと着実に値上がりを続けました。イーサリアムと同じく分散型アプリケーションであるリスクは、これもイーサリアムと同じくスマートコントラクトという自動で契約ができる機能を持っていることも要注目です。

第3位ネム(NEM)

年末にかけて大きな高騰を見せ、ネムは2017年の1年間で実に289倍という上昇倍率を示しました。プルーフオブインポータンス(Proof of importance)という方式を用いるネムでは、参加に積極的な人が総合的な判断のもと、多くの報酬(ハーベスティング)を得られる仕組みとなっています。

ビットコインに比べて、ネムは低い電力量で取引できるという特徴もあります。ネムは日本では特に人気が高い仮想通貨で、icoによって100億円もの資金を調達したCOMSAのプラットフォームであったり、東京に世界初のネムバーをオープンさせたりなど、何かと話題になっています。

第2位リップル(Ripple)

リップルも年末にかけて大きく高騰して、2017年の1年間で342倍もの上昇を記録しました。初となる国際会議スウェルを開催したリップルは、世界的なクレジットカード会社と提携するなど大躍進を示しています。今後、国際取引、国際送金、機関投資家の参入など注目です。

第1位モナコイン(Monacoin)

2017年の1年間で上昇倍率ランキングのトップに輝いたのはモナコインです。1年間で約400倍もの値上がりをしたのはコミュニティの強さの証でしょう。2018年に入ってリップルがさらに上昇して、一時期2017年初頭から400倍以上の上昇となりましたが、それでもモナコインがすごいことには変わりありません。

2017年3月、モナコインは世界で最初となるセグウィットに対応したことで、世界中の注目の的となりました。これのおかげで、ビットコインと比べても取引量を大きく拡大することができたのです。とはいえ、モナコインが大きく値上がりしたのは日本のコミュニティが強力だからこそでしょう。日本も徐々に仮想通貨大国の仲間入りするほど仮想通貨の取引量が世界的にも多くなってきました。そんななかでモナコインをバックアップしようという強いコミュニティの結束があったからこその倍率と言えるでしょう。

ただ、2017年の当初にモナコインに多額の投資をするのは簡単ではありませんでした。世界の金融取引で注目を集めていたのはリップルの方ですし、投資のしやすさでもそうでしょう。そのため、仮想通貨で莫大な資産を築いたのは、モナコインよりもリップル、もしくはネムによるという人が多いイメージです。

今後どうやって仮想通貨を選ぶべきか

振り返ると、2017年に大きく値上がりした仮想通貨は当初から時価評価が高かったという特徴がわかります。ビットコインを始めリップルなど非常に大きな値上がりを見せ、これだけ注目を集めているのですから、もうこれ以上大きな値上がりはないのではないかという見方もありますが、ビットコインを筆頭に仮想通貨は今後どんどん実用性も高まっていくはずです。

世界の金融商品で、仮想通貨の取引額はまだたったの3%と言いますから、今後も大きな値上がりを見せることは可能性が高いと言えるでしょう。過去の値上がりの仕方よりも、これからの実用性を見て判断していくことが必要です。




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