今話題沸騰中のICOトークンは値上がりする物なのか?現状は?

仮想通貨投資がこれほどまでに過熱している理由

今投資の世界を覗いてみると、ある意味でICOバブル状態と言えるでしょう。これまで東京都の地価高騰に引っ張られた不動産投資が盛んでしたが、それも既にピークアウトを終えていて、さらにスルガ銀行事件を境に急速に冷え込んでいます。また株式投資は2018年に入ってから横ばい状態で、もうひとつ方向感がありません。そんな中で去年末に100倍・1000倍の急騰劇を見せた仮想通貨投資が熱いのです。

特に新規にリリースされたICOトークンが俄然注目を集めていますが、それは仮想通貨がいきなり100倍の価格高騰を見せたからだけではありません。そもそもアルトコインの元祖・ビットコインに至っては、2009年10月5日の初取引で終値がたったの0.07円/BTCだったのが、2017年12月17日に、何と2000万倍の2,227,388円/BTCにまで駆け上がったのです。このインパクトが世界中の投資家を釘付けにしたことが最大の原因であり、新規のicoトークンの中にビットコインに継ぐ宝物があると期待されているからです。

 

これまで驚きの値上がりを見せたアルトコインについて

ビットコインについては先ほど述べた通りですが、その後いくつものアルトコインやトークンが激しい値上がりを見せています。爆上げをした時期はビットコインのピーク時と同じ2017年末に集中していて、この時は世界中の投機マネーが一気に仮想通貨市場に集中しました。

これをICO STATで調べてみますと、以下の通りです。
・Ethereum(イーサリアム):初値から72741.50%の値上がり
・Stratis(ストラティス):70914.61%アップ
・IOTA(イオタ):67799.68%アップ

このうちイーサリアムは2014年のicoによるプレセールで、価格が26円/ETHでした。しかし2017年12月19日で最高値の97270.3円/ETHまで急騰しています。つまりico価格の3500倍近く値上がりを見せているのです。ビットコインと比べれば大人しい相場ですが、最高値までのタイムラグがほんの3年間、この高騰振りは株式や為替ではまず考えられない数字になっています。

 

最近のicoトークンは過渡期に突入している感がある

この頃、新規コインのエアドロップが盛んに行われるようになりました。特に取引所が発行するトークンの場合、既にその取引所を利用しているユーザーに無料で仮想通貨の配布をするのが常套手段です。もちろんICOのプレセールやグランドセールで現金販売をしてはいますが、以前のようには売れ行きが良くないとされています。それは仮想通貨の乱立が原因で、2000種類を遥かに超える仮想通貨のリリースが、ある種飽和状態を生んでいるからです。その中でも将来性のある数百銘柄に絞り込んで、各取引所は取り扱いを行ってはいますが、それでも乱立状態には変わりなく、仮想通貨投資市場に流れ込んでいる資金が分散してしまっています。

その証拠に、せっかく上場した仮想通貨でもICO価格を割り込んで値崩れする銘柄が増えてきています。例えば、鳴り物入りでICOを始めた$betがICO価格の60%オフで相場展開をしている始末です。先に述べた通りに乱立による資金分散に加えて、技術の進歩による上場タイムラグの短縮も原因しています。つまり無料配布でもらったコインなどをすぐに現金化するユーザーが増えていて、その投資傾向が全体的にせわしない相場観を形成してしまっているのです。

 

ICOトークンへの投資は長期目線が無難

では、今後値上がりしそうなブランドをどうやって見つければ良いでしょうか?もちろんこれに対する明解な答えはありません。プロの投資家でも『下手な鉄砲、数うちゃ当たる』といった戦法を取らざるを得ないのが仮想通貨投資の実態です。リリースされて一旦値上がりを見せればすぐに売り圧が掛かって価格ダウンする銘柄が目立ちますが、それは一時の相場変動に過ぎません。

本来仮想通貨は利息無しのフリーマネーが基本で、利便性の良さ、流通性の良さ、あるいはコンテンツの特徴等から身の丈に合った流通通貨へと育っていきます。また本当に利用価値のある通貨は時間をかけて社会に浸透していき、それで恩恵を受けるユーザーが集まりだすもの。つまり時間をかけてコミュニティ形成がなされるのが本来のあり方で、価値を決定するのはユーザーニーズに他なりません。ほんとうに利用価値の高いアルトコインやトークンは今現在の市場価格とは関係なしに、やがて頭角を現し、正しい価値を持って利用されるようになるでしょう。

そういった将来性を見越して、今は無料配布の仮想通貨を複数所有しておくのが無難でしょう。リリースされたばかりのトークンは利用価値が未確定で、その時期に価値判断をするのは早計だということです。




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