仮想通貨の上場詐欺など代表的な事例をご紹介

仮想通貨の最も代表的な詐欺事例の1つ、上場詐欺

仮想通貨関連の詐欺の中で最も代表的な詐欺の1つが上場することを餌にしてお金を集めて、そのまま逃げてしまう詐欺です。例えば、企業などが新しいプロジェクトを発足させるための資金を集めるためにICOを開き、投資家などから資金を提供してもらう代わりに仮想通貨を発行します。このICOと呼ばれる方法は現在、世界的に見ても主流となってきている資金の調達方法です。

なぜ主流になってきているのかと言うと、ICOを開く企業側にとっては効率よく、しかも世界中の投資家達から資金を調達出来るようになってきていること、そして投資家達にとっても資金を提供する代わりに手に入れることができる仮想通貨が上場することなどで価値が短期間で大きく価格を伸ばす可能性があるというように双方にメリットがあるからです。

しかし、中には先程触れたようにこのICOを使って詐欺を行うような悪徳の組織も存在します。例えば、ICOを行う際に上場すると発行した仮想通貨の価値が必ず上がると伝え、それによって投資家などから多くの資金を手にします。

そしてその資金を集めた後、発行した通貨は上場することなく、さらにICOの資金を行う予定だったプロジェクトを行わずに逃亡してしまうようなケースがあるのです。このように現在世界的に人気が出てきていることを活かして、詐欺を行うことがあるので特に仮想通貨に関しての知識が浅い初心者の方は注意しなければいけないでしょう。

ちなみにこの詐欺を行う過程で人気が出過ぎてしまい、意図せず上場を実際に果たしてしまう通貨も存在しています。ただ実際に上昇を果たしたとしても、その後価格も上昇しないようなものが多いためこのケースのように上場しても安心してはいけません。

誇大表現で購入を仰ぐケース

仮想通貨を販売するICOの段階で誇大表現で広告を打ち、それによって多くの資金を集めようとする詐欺のケースもあります。例えば、過去に起きた実際の例ではノアコインと呼ばれる通貨で起きてしまいました。

この通貨ではフィリピンという国が公式に認めたとされる暗号通貨として代理店が誇張し過ぎた表現でそれをアピールし、多くの購入者が出て、それにより多くの資金が集まりました。しかし、その後フィリピン中央銀行によってこのノアコインは決してフィリピンの国家が認めたような通貨ではないと通知がなされたのです。

そしてその通知があった後、このノアコインを販売していた代理点は本人がノアコインの保持を望まないようであれば、購入した額を返金するという対応をしたのです。このように仮想通貨の中には誇大表現によって資金を多く集めようとするケースもありますので、特に信じられないような内容の広告などを見かけた時には、注意が必要となるでしょう。

MLMの仕組みで知人などを通して販売する詐欺

MLM、いわゆるネットワークマーケティングという仕組みを使った詐欺は仮想通貨が生まれる前から世界中で行われてきています。そしてこの仕組みを使った詐欺が仮想通貨の世界でも行われ始めているのです。例えば、ある仮想通貨が発行され、その仮想通貨を知人などに販売するとその販売した量に合わせてキックバックで報酬を貰えるような仕組みを作ります。

そうすることでネズミ講のように仮想通貨の販売高が爆発的に高くなるのです。そして十分な量の通貨が販売できたら、後は上記で紹介したようにプロジェクトなどを発足させずに逃亡したりしてしまうのです。もちろん、中には正しい目的を持って紹介制度を設けているプロジェクトもありますが、セミナーや紹介でしか購入できない場合にはそれなりの理由があることが多いので注意しましょう。

買取保証詐欺

仮想通貨の世界では買取保証などで詐欺を行うケースもあります。これは例えば、ICOのプロジェクトで購入できる仮想通貨が上場などを果たして利益が出れば、それはそのまま利益として手に入れられるとして、もし万が一プロジェクトなどが失敗してしまい仮想通貨の価格が元本割れを起こしてしまった時には保有している仮想通貨の購入時の価格の50%で買い取りしますという保証をします。

この保証をすることで例えば投資家達からすると失敗したとしても50%は保証されるという安心感から仮想通貨を購入しやすくなり、かつそのプロジェクトを行う組織のことを信用しやすくなります。しかし、実際にはその組織は最初から騙すつもりでプロジェクトを始めて、失敗したあと返金を行い相手を信用させた上で50%の金額を手にしようと考えていることがあるのです。

こうすることで投資家達から詐欺として訴えられる確率が大きく下がることになりますので、このケースも詐欺としては非常に多く発生しているのです。また買取保証ではなく、仮想通貨の価格が下がったときには他の通貨で保証するというような形をとっていることもあるので注意してください。




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