投資会社「SENER(セナー)」仮想通貨ビットコインを違法に集め代表ら逮捕

投資会社「SENER(セナー)」現金や仮想通貨ビットコインを違法に集め代表ら逮捕

金融庁に登録せず、米投資会社「SENER(セナー)」による運営を謳い、架空の金融商品で現金を集めていたとして、警視庁は金融商品取引法違反の疑いで東京都港区白金台、旅行会社代表、柴田千成容疑者(46)ら8人を逮捕した。

違法に集められたのは主に現金ではなく仮想通貨ビットコインだった。出資金総額は約83億円相当とされており、約9割以上が仮想通貨だったとみられる。この内、約42億円相当を柴田容疑者らが集めていた。

現段階で仮想通貨は金融商品取引法で規制されていない為、その抜け穴に目を付けた格好だが、警視庁は少なからず現金の出資もあった事から立件に動けた。

柴田容疑者らはHYIP案件とし昨年3月から月利3~20%を謳い、現金や仮想通貨のビットコインで投資を募っていたが、同6月に配当の出金が停止した。実際には投資は行わず大半を私的流用していた、典型的なポンジスキーム詐欺とみられる。

その広告塔に中村雅俊さんや布川敏和さんが利用されていたとし、去年からネットでは話題になっていた。

HYIPとは?ポンジスキーム詐欺とは?

HYIPとは「High Yield Investment Program」の略で「高収入投資プログラム」と訳します。少ない資金で高配当(高利回り)が得られる事を謳うが、殆どが詐欺で、元本を回収出来ずに逃げられる。

多くの場合はポンジスキームで、自転車操業的な運営。実際の運用はされておらず、新規獲得した顧客の金を配当に回す為、新規客が少なくなると成り立たなくなり業者はお金を持ち去り消える。

顧客を集める手段としてはMLM(マルチ商法)、いわゆるネットワークビジネスを利用している。アフィリエイトも利用するので、中身を確かめない、もしくは詐欺と分かっていても報酬目当てでPRする悪質アフィリエイターが多数存在している。

初期はきちんと配当を支払う事もある為に、詐欺と気づかない人も多い。

一般的に情報が出回った時点で上位層は固まっており、その時点で参加するとカモになるだけ。

SENER(セナー)が謳ったボーナスや配当とは?

1,000ドル、5,000ドル、10,000ドル、50,000ドルの、4つの投資コースを設けており、額に応じて月利3~10%の利益が配当される事になっていた。更に参加日数に応じて月利9~20%まで利益が増える事も書かれていた。

更に顧客を紹介した人には、新規入会した顧客の支払った額の10%が報酬として貰える仕組みになっていた。それらの紹介者は自分のグループに属し、その人数に応じて更に5~10%の配当が加算されるとしていた。これらと共にグループの総売り上げに応じてランク付けされ、そのランク毎に4~10%の配当が加算されるとしていた。

配当とは別にポイントシステムが存在し、配当額の25%をSENER(セナー)がストックしていき、それを飛行機、船、高級外車、旅行などと交換できるようになっていた。

特典はまだあり、5万ドルのコースに入った場合は5泊6日で自社ビル招待、イベント特別招待、約900ヵ所の空港のVIPラウンジ利用、香港のクラブハウス利用、5つ星ホテル宿泊なども付けていた。

しかし、これらは全くのでたらめで詐欺を行う為の嘘だった。

話題の仮想通貨を利用した詐欺は世界中で多い

現在かなり話題になってユーザーを獲得している「プラストークン(PlusToken)」も高利回り、マルチ商法と似た様な手法で仮想通貨を集めている。まだ白黒ハッキリしないが、通常の企業ならあり得ない運営なので、かなり注意が必要だ。

他にもつい先日オーストラリアのマイニング業者「AWS MINING PTY LTD」が米テキサス州証券局から詐欺認定されている。こちらも高利回りを謳い資金を集めていた。同様に高利回り、マルチ商法を利用している。

更に、最近悪質アフィリエイターがお勧め案件として情報を配信している預金ウォレット「GAM Pay(ガムペイ)」は詐欺と思われる。高利回りは勿論、PR段階で既にその内容がかなり悪質。

こういう案件を良質な情報として配信しているサイトやメルマガ、LINE@などに参加しているなら、直ぐに退会・ブロックをお勧めする。




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