ICOのソフトキャップとは?多摩大学が提言した合法化のためのルール

ソフトキャップとは

icoプロジェクトの継続に必要となる調達額のことを「ソフトキャップ」といいます。多摩大学が提言したico合法化のためのルールにもなっており、調達額は最低限必要な額で、この金額を調達するまで継続されます。たとえば、イーサリアムでソフトキャップを設定している場合、開催期間が終了しても調達額が満たなかったなら、期間の延長が可能になります。延長しない場合は、出資金も返却できるでしょう。逆に調達額が上回った場合は、「ICOに成功した」ということになります。とはいえ、icoは低く設定していることがほとんどです。そのため、失敗するということはPRやプロジェクト内容に問題があることが多いでしょう。

ちなみに、調達額が満たなかった場合は出資金は返却できると説明しましたが、断言はできません。というのも、ICOは詐欺も多く潜んでいるからです。まともなところであれば返却対応が可能ですが、実際は返却してもらえないケースのほうが多いといいますから、利用する際は「どんなところか」きちんと把握しておく必要があるでしょう。ただ「絶対に返却しなくてはいけない」という義務はないので、返却がなくても責めることはできないのが現実。返却対応をしてくれるか否かはその会社次第なのも理解しておきましょう。

ハードキャップとの違い

ICOにはハードキャップも存在します。ハードキャップは、いわゆる「上限金額」のこと。先ほど下限金額について説明しましたが、ハードキャップとの違いは、期間内に資金調達ができなかった場合、期間延長ができる・返却できるということ。ハードキャップの場合、上限金額なので期間内に資金調達ができればICOは終了します。人気が高ければ数時間で達することもあるため、購入を迷っていると「ICOが終了してしまった…」というケースはよく見られます。過去には、BATがたった24秒で38億円に達成したというニュースもありました。

ico投資でのメリットとデメリット

メリットは、早いほど割安で有望な通貨を購入できることです。デメリットは、もしその通貨が大成しなかった場合、ゴミになってしまうことや機会損失になることでしょう。ICOは、まだ出てきていない仮想通貨を優待価格で入手できるシステムです。そのため、まだ多くの人が目をつけていないときを狙って入手することで値上がりが期待できます。もちろん、将来有望のある通貨であるかを見極めるのは先見の明が必要になるでしょう。

後々、その通貨を欲しいと思う人が出ることを考えて購入するので、ただ勘で選択するのは無謀です。たとえば、2017年に実施されたOmisegoという通貨は、コインマーケットキャップで20位前後を推移するほどの人気があります。同年6月27日の時点では1枚0.27ドル(約29.5円)でしたが、すぐに1000円以上の価格となりました。半年以上で50倍以上の価値になっているわけですから、先ほど述べた「将来有望になる通貨」であることが分かります。当然、早いうちから目をつけていた人たちはICOが成功したことになるでしょう。

とはいえ、「この通貨は大成する」という確固たる証拠はありません。もしかしたら大失敗してしまう可能性もあります。そのため、購入した通貨が大成しないとゴミになってしまうのです。Omisegoは半年で50倍以上もの増加に成功しましたが、仮想通貨は1000種類以上存在します。当然、電子のゴミになってしまうものもあるでしょう。詐欺通貨もありますから、もしそのような通貨のICOに投資してしまったら、当然損失してしまいます。そして、同時に機会を損失してしまうことにもなってしまうのです。

仮想通貨のicoに参加するときの注意点

まだブームになって約1年。2017年夏頃からブームに火がつき、最近ではTVCMなどでも流れることが増えました。そこでICOを知る機会も増えたのではないでしょうか。ハイリターンも期待できるので、参加する人も増えてきているといいます。それは決して悪いことではないのですが、参加するうえで注意してほしいのが「マイナーなICOには手をつけない」ことです。

しかし、マイナーなICOを素早く入手することで成功しやすいという話も出ているため、「有名な通貨よりマイナーを…」と考える人は少なくないでしょう。でも、マイナーなICOには落とし穴がたくさんあります。Omisegoのように成功すれば勝ちですが、そうでない場合は大きな損失を受けることになるからです。要するに、マイナー通貨はリスクが大きいのです。だからといって人気の高い通貨は数秒で終了してしまうことも多いので、難しいところ…。

それでも、「マイナーすぎる通貨」だけは避けたほうが良いでしょう。またソフトキャップは未達成でも返却してもらえないことが多いのです。マイナーな通貨を購入してしまうと、資金調達が期間内に達成できないまま終了してしまうことも多々ありますので、とにかくマイナーすぎる通貨には十分注意してください。




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