国内と海外の代表的なICOの成功事例とユニークな例

2017年から2018年にかけて日本でも一気に話題が広がったicoですが、それでもまだまだ日本では一般的に浸透していないのが現状です。詐欺やトラブルの話が多いからというのがその理由ですが、一方、現実にはicoにもたくさんの成功事例があります。ここでは、そのうち国内と海外の成功事例を見てみましょう。

国内で成功した事例 COMSA

「COMSA」は日本で初めての大型icoの成功事例で、100億円以上を集めました。zaifという日本を代表する仮想通貨取引所が実施したものです。icoから最初の数日はサーバが不安定だったこともあり、なかなか難航していましたが、結果としてみれば大成功事例の筆頭に挙げられています。また、COMSAは通貨の流通量に制限があり、今後は新たな発行が一切ありません。そんなクローズドなところも投資家にはありがたい点です。

国内で成功した事例 ALIS

日本の企業が億単位のお金を集めた初めての事例が「ALIS」です。リクルート出身メンバーによるicoでしたが、icoを実施するまでは企業も製品も何もない状態でした。次世代CtoCコミュニケーションを目指す分散型メディアという触れ込みで、海外の仮想通貨取引所では上場もしています。ALISの特徴は、円やドルではなくイーサリアムという仮想通貨で集めたところです。日本円にして1億円を集めるまでわずか4分だったというスピードも注目を集めました。

国内で成功した事例 サンタルヌー

名古屋にあるベルギービールのダイニング「サンタルヌー」が、飲食店としてicoを実施した世界でも最初の事例と言われています。東京への移転資金を調達することを目的に2970万円を販売したところ、約865万円が集まりました。一介の飲食店でもicoで資金を調達できたという好事例です。なお、サンタルヌーでは、出資を受けたイーサリアムに対して独自の「SAT」というトークンを配布しています。サンタルヌーの店舗で会計やグッズの購入などに1SAT=1円で利用できます。5万SAT以上を持っていると、会計の際に割引となるなどのサービスも展開しています。

海外で成功した事例 STRATIS

「STRATIS」は、ビジネス向けのブロックチェーンアプリケーション開発プラットフォームのコンサルト企業です。ico実施の2016年8月時点からしばらくは1STRATIS約10円で推移していましたが、2017年から大きな上昇を見せ、1STRATIS1000円以上までになりました。短期間で100倍の上昇率を果たしたわけで、icoの可能性を見事に具現した好事例と言えるでしょう。

海外で成功した事例 OmiseGO

2018年8月時点の時価総額は約720億円ですが、2017年12月には1000億円を超えていたのが「OmiseGO」という仮想通貨です。海外でもトップ20に入るicoの成功事例と言えます。タイに基盤を置く決済プラットフォーム企業ということですが、代表が日本人ということで日本でも注目を集めました。なお、icoで調達したのは約25億円で、それ以上は求めなかったとのことです。その後の時価総額を考えても先見の明のあるicoの好事例と言えるでしょう。

海外で成功した事例 Brave

「Brave」は、Mozillaの共同創業者でありJavaScriptの考案者でもあるBrendan Eichさんが立ち上げたベンチャー企業です。3500万ドルをわずか24秒で調達したとのことです。たった130名ほどという参加者の少なさが特筆すべき点で、投資総額の約半分が上位の5名で占められています。迅速に多額の資金を調達したということで成功事例ではありますが、ほとんどの投資家は参加できなかったという部分も無視できません。

ユニークな事例 EOS

「EOS」は、仮想通貨ビジネスプロジェクト自体がicoにより資金調達したユニークな事例です。配布トークンの使い道がなく、icoの期間が約1年ということでも話題になりました。10億トークンのなかから2億トークンを当初の5日間で売却し、その後は残りを200万トークンに分割して、350日にわたって配布するという手法を取りました。契約条件に48時間以内の転売不可とあるのもユニークな事例です。

ユニークな事例 AMPLE!

コスプレイヤーの写真投稿プラットフォームの「AMPLE!」が、コスプレイヤーの経済圏を作るため、また、職業としてのコスプレイヤーを一般化するためにicoを実施したという日本発のユニークな事例です。

icoで大きく稼げるのか

以上、icoの成功事例の一部を紹介しました。今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも資金の調達には成功した事例です。ただ、こういう成功事例の影には大幅に下落するicoもあり、メリットもあればデメリットもあるということを忘れてはいけません。投資なのでリスクは必ず存在します。しっかり勉強して、リスク対策などの体制を整えてから臨むべきでしょう。




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